Foursquare社は2018年4月12日、位置情報のデータへのアクセスと、ユーザーの位置情報をリアルタイムで取得できる「Places API for Startups」を公開しました。
このAPIを活用したサービスでは、ユーザーの現在地からおすすめスポットを通知できます。また、ユーザーの投稿したスポットの写真やレビューを表示させたり、「ライブミュージック」「クレジットカード利用可能」といった、スポットの詳細情報も表示可能です。
「Google Places API」や「Facebook Places Graph」といったAPIと類似したサービスといえば、イメージしやすいでしょう。
このAPIはアプリ開発者、スタートアップ、中小企業などをターゲットにしており、中小企業向けの 「Foursquare Places API」は599ドルから利用可能です。また、1日に可能なAPIコール数は無限とのこと。
Foursquare社がこういった情報を提供できるのは、約10年前にデビューしてからこれまでに、120億回にのぼるユーザーのチェックイン情報が蓄積されていたからです。
この膨大な情報を求めて、現在同社のロケーションベースサービスは、12万社以上の企業に利用されており、その中にはあの自動車配車サービス「Uber」も含まれています。
現在地に基づいておすすめスポットを通知する「Marsbot」や、過去の位置情報に準じて配信できる広告プラットフォーム「Pinpoint」など、同社はこれまでにも蓄積された位置情報を活用したサービスを展開してきました。
それゆえ、GoogleやFacebookといった競合にも引けをとらないサービスといえるのではないでしょうか。
Foursquare、スタートアップと中小企業向けに場所情報のAPI「Places API」をローンチ – THE BRIDGE(ザ・ブリッジ)