Appleは、医療記録・栄養計画・病気などの記録をサードパーティ製のiOSアプリで共有するための「Health Records API」を公開しました。
Appleの「Health」アプリの「Records」では、ユーザーが、異なる医療機関の自身の医療記録をひとつの画面から確認することができます。
記録される病院や診療所は、米国の医療機関のみに限られますが500ヶ所以上にのぼるそうです。
アプリの開発者はこのデータを利用して、投薬追跡・疾患管理などにおけるパーソナライズされたアプリを開発することができるようになると、Appleのブログでは語られています。
またHealth Records APIのデータは、機密性を維持するための対策もされています。
iPhone上で暗号化され、サードパーティアプリに自分のデータを共有したとしてもAppleのサーバに送信されることはないそうです。
もともと医療機関の中には、患者の医療記録を本人にメールやWebサイトを通して送付するサービスを実施しているところもあります。TechCrunch Japanの記事では「Appleは、その送信〜受け入れの過程を自動化するのが狙いではないか」と見解を述べています。