世界でも有数の規模を持つ航空会社、シンガポール航空は、航空関係のAPIを提供するサービス「クリスコネクト」の運用を開始しました。
パートナー企業が利用できるようになるAPIは3種類です。
- フライト情報API
- フライト予約API
- 国際航空運送協会(IATA)が進めるNDC(New Distribution Capability)向けAPI
開発者向けのポータルサイトも開始されています。
KrisConnect – Singapore Airlines
現在、シンガポール航空は自社のAPI機能を旅行関係の企業に提供を始めています。
日本でも旅行会社や旅行関連業者などにプログラムへの参加を呼びかけています。
シンガポール航空の「クリスコネクト」を活用した事例として、スカイスキャナーとサービスの連携があります。
スカイスキャナーは、国内外の航空券を中心とした旅行検索・料金比較サービスを運営する企業です。
スカイスキャナーのサイトがシンガポール航空のAPIと連携することにより、シンガポール航空の利用者はスカイスキャナーのサイトから直接フライトの予約をすることができるようになりました。
シンガポール航空のシニアバイスプレジデント(セールス&マーケティング担当)キャンベル・ウィルソンは、
「シンガポール航空は、パーソナライズされたサービスの提供と、お客様にとっての利便性向上を、長年重視して参りました。
API接続をすることにより、従来の枠組みを越えて、今までは直接サービスを提供できなかった企業の皆様へも弊社のサービスを提供することが可能になります。
この「クリスコネクト」の運用開始による、シンガポール航空の顧客サービス向上によって、幅広い業種の皆様とより深い関係を構築して行けることを嬉しく思います。
と述べました。
シンガポール航空、プログラムの運用を開始 パートナー企業における顧客サービスを強化 – 「クリスコネクト」シンガポール航空 日本支社 ニュースリリース