Twitter「Account Activity API」公開 サードパーティTwitterクライアント開発者らが反対

米Twitter社が、現地時間5月16日に「Account Activity API」を公開し、User Streams APIとSite Streams APIの提供を廃止することが、Twitter関連サービスに多大な影響を及ぼしています。

Account Activity APIは、ユーザーアカウントのツイート、@メンション、リツイート、フォロー、ブロック等のアクティビティを、Webhookを通じてサブスクライブすることができます。

料金体系は、250アカウント以下の「プレミアム」と、251アカウント以上の「エンタープライズ」の2タイプあり、アカウント数に応じて変わります。「プレミアム」タイプの料金体系は次のようになるそうです。

  • 最大15アカウント:無料 (サンドボックス)
  • 最大25アカウント:339ドル/月
  • 最大50アカウント:629ドル/月
  • 最大100アカウント:1,199ドル/月
  • 最大250アカウント:2,899ドル/月

Account Activity APIの公開にともない、今まで提供されていた「User Streams API」と「Site Streams API」は、提供を終了します。

これにともなって、Account Activity APIへ移行するユーザーも増えてきており、TwitterのAccount Activity Apiをサーバレスでやってみるのような利用者からの投稿記事が散見されます。

Twitter社は移行を慎重に進めるとの方針をだしており、当初、2つの「Site Streams API」の提供終了を予定していた2018年6月19日は延期し、現在の提供終了日は8月16日としています。

というのも、このAPI移行により、サードパーティ製Twitterクライアントなど、既存のTwitter関連サービスの存続が難しくなるといった問題が関係しているのではないかと考えられます。

例えば「User Streams API」の廃止によって、リアルタイムでタイムラインを更新することが困難になります。

また、各サービスの用途に合わせた「エンタープライズ」の料金体系が不明瞭であることも、サードパーティーの開発者にとってネックとなっています。

現に、「Talon」「Tweetbot」「Tweetings」「Twitterrific」といったサードパーティのTwitterクライアント開発者から強い反発が起きています。彼らは「Apps of a Feather…Stick Together」という共同で開設したWebサイトで、他の開発者へ、Twitterに再考を求める活動への協力を喚起しています。

Twitter「Account Activity API」公開、3rdパーティのアプリ開発者から反発も | マイナビニュース