gooラボ、AIの発展を支える自然言語処理技術の精度向上に役立つ2つのAPIを新たに公開

NTTレゾナント株式会社から、話し言葉に近い文章での質問対応や、対話から特定の情報を抜き出すことを実現するためのAPIが公開されました。

同社の「gooラボ」でのAPI公開は、これが第5弾です。今回公開されたのは「テキストペア類似度API」との「スロット値抽出API」の2つです。

「テキストペア類似度API」は、2つの文章を比較し意味の類似度を数値化するAPIです。入力された2つの文章における意味合いの近さを0~1の範囲の値で返し、類似度が高いほど1に近くなります。

これを活用して、例えばユーザーから寄せられた質問文に対し、データベース上のFAQの中に似たものがないかを探し出して回答する、といった機能を実装することができます。

「スロット値抽出API」は、ユーザーとの文章のやり取りから、氏名や生年月日などといったユーザー情報などを抽出するAPIです。抽出できる情報は、企業名や顧客番号など多岐にわたり定義することができます。

これと音声認識システムとを組み合わせることで、例えばお客様の会話内容から氏名や生年月日を抽出したり本人確認を行うといった、オペレーターの代理業務が可能になります。

NTTレゾナント株式会社は今回公開する2つのAPIについて、「人間が使用する言語をコンピューターに処理させるこの技術は、自然な対話を行うチャットボットの開発やコールセンターシステムの一部自動化などを実現するにあたって、必須とも言える重要な技術です。」と語っています。

自然言語処理技術の精度向上に役立つこれらのAPIは、これからのAI技術の発展に大いに貢献するのではないでしょうか。

「goo」で開発・蓄積したAPI公開第5弾!AIによる話し言葉の処理技術向上に役立つAPI 2種を公開 – SankeiBiz(サンケイビズ)

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