日本ユニシスは2018年4月より、金融機関における新事業・サービスの共同創出を支援するプラットフォーム「Financial Foresight Lab」を開設しました。
Financial Foresight Labは、金融機関や金融に関連するサービスを企画・運営する企業にむけて、次の5つのメニューが提供されます。
- ビジネス創出支援(オープンイノベーションを活用した新たなサービスの共同創出)
- 情報提供、ネットワーキング(業界動向等の情報提供と、異業種企業等とのつながり構築)
- ビジネスデザインの支援、PoCなど実証フィールド提供
- スキル開発(能力開発、および投資・M&A活動への支援)
- 「APIコミュニティ」運営(「Resonatex」を核に、金融機関が公開するAPIの活用促進、仕様の標準化、各法規制と契約面の支援などを分科会形態で組成)
「Resonatex」は、日本ユニシスが提供しているクラウド型プラットフォーム。各事業体が持つWeb APIを、オープンAPIとしてインターネットに公開できます。
同社のオープン勘定系システム「BankVision」のWeb APIを含む、金融機関をはじめとした様々なWeb APIを、セキュアなシステム環境上に公開しています。
これらのシステムやサービスを提供してきた経験・ノウハウを組織的に体系化して、知識・ノウハウ・人材を集積させることにより、多様なビジネスの創出を促す事が目的です。
この活動で得られたデータを用いて、デジタルマーケティングを駆動させるデータプラットフォームの構築も検討しています。
さらに同プラットフォームは、金融機関以外の企業とも連携を図り、革新的な金融サービスを生み出していくことを狙いとしています。
まずはBankVisionの採用行を含む、地方銀行11行を参加パートナーとして活動をスタートするとのこと。
今後、この他の金融機関や異業種企業にもひろく参加を募り、最終的に30金融機関・20企業の参加を目標としています。
日本ユニシス、新事業創出プラットフォーム「Financial Foresight Lab」を創設:日経 xTECH Active