ヤマト運輸 配送データAPIの公開で、これまで関連のなかった新たな事業者から問合せ急増

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テクノロジーを活用し、荷物を送る不便さ、受け取る不便さを解消しようとする取り組みの一環として、ヤマト運輸は、配送データを他社でも活用できるようにするためのAPIを公開しています。

この配送データAPIは、同社のビジネス向け会員制サービスのポータルサイト「ヤマトビジネスメンバーズ」(YBM)内にある「YBM For Developers」で公開されています。

2017年12月14日から公開したAPIは次の3種類です。

EC自宅外受け取りAPI

ユーザーが自社ECサイトで商品を購入した際に、全国のヤマト運輸営業所と取扱店を、受け取り場所として指定できるようにするためのAPIです。

APIを無料で利用できるだけでなく、「オープン型宅配便ロッカーPUDOステーション」「コンビニ受け取り」を消費者が利用した場合も、事業者に手数料はかかりません。

クロネコメンバーズサービス連携API

「クロネコメンバーズ」のサービスを、自社ECサイト上で利用できるようにするためのAPIです。

配送日時を電子メールなどで通知する「お届け予定eメール」や、不在通知を電子メールなどで通知する「ご不在連絡eメール」といった機能を使うことができます。また、クロネコメンバーズに登録しているユーザーは、受取日時の変更も可能です。

さらに、上記の「EC自宅外受け取りAPI」では不可能な、セブンイレブンでの荷物の受け取りも可能になります。

配達連携API

Webやアプリなどの登録情報をもとに、スマホ経由での送り状発行を可能にするAPIです。

例えば、ユーザーが返品を行う際、あらかじめサイトで返品情報を入力すると、QRコードが配信されます。このQRコードと返品したい荷物をコンビニや宅急便センターに持ち込み、専用端末で読み取ることで、かんたんに配送手続きが完了します。

送料の決済をスマホで完結できるほか、匿名配送にも対応しており、安心・安全な個人間取引が可能です。

さらにEC事業者側では、返品状況を在庫情報に引き当てることができ、在庫の適正管理を行うこともできます。

これらのAPIをEC事業者に活用してもらうことで、事業者では自社サイトを利用する顧客の満足度向上が期待できます。また、ベンダー企業は、物流に関する新商品の開発や既存サービスの機能拡充などがしやすくなるというメリットがあります。

現にAPIを公開した後、これまでネット通販とは関係のなかった企業などからの問い合わせが増えたとのこと。

ヤマト運輸ではAPI公開を通して、これまで想定しなかった事業者との連携をすることにより、配送におけるイノベーションの実現を目指していくそうです。

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