三菱UFJ国際投信が、同社の運用する投資信託のファンド情報をAPI経由で提供し始めました。取得できるのは、公募投資信託の基準価額や純資産、騰落率などで、無償で提供されています。
同社顧客やサービス事業者、情報発信者に上記データを提供することによって、取り扱う商品を他社と比較したり、さまざまな角度からの分析をリアルタイムで行ってもらえるようにすることが狙いとのこと。
これにより、預金や単一の株式投資と比べて分かりづらい投資信託の「分かりやすさ」が向上し、投資家の増加が期待できます。
開発スピードやコスト、さらには拡張性の担保が論点となったとのことですが、データベースからREST APIを自動生成する「CData API Server」を開発運用基盤として活用することで、これらの問題をクリアしました。
今後、ウェブサイトの行動ログなどの情報と結びつけることにより、新たな価値の創出にチャレンジしていきたいとしています。
全公募投信の情報をAPIで公開するに当たっては、スコープが広いことから多くの開発費用や期間を要することが懸念された。また迅速かつ低コストに立ち上げるだけでなく、国内での投信情報APIの公開はまだ始まったばかりであり、仕様面も含め柔軟性を担保することも必要とされた。