2020年の「Instagram API」全機能廃止に向けて、企業はInstagramの効果分析をどうすべきか?

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2018年4月にInstagram APIの一部主要機能が廃止されたことについて、「ソーシャルメディアラボ」が、その理由について推測しています。

今回廃止された機能は、もともと2018年7月と12月に廃止予定と告知されていましたが、予定より4~8ヶ月も早く廃止されることとなりました。これについてソーシャルメディアラボでは、下記のように見解が述べられています。

その原因についてInstagram側から正式なアナウンスはありませんが、親会社であるFacebookのデータ流出が関連しているのではないかと予測されています。

このFacebookのデータ流出とは、あるアプリをFacebook上で公開し、個人データを収集していた開発者がイギリスで選挙コンサルティングを行っているケンブリッジ・アナリティカ社にそのデータを渡してしまったというものです。

(中略)

そうした経緯があり、Facebookはもちろん、その子会社であるInstagramにおいても個人データの収集、分析に関する機能を前倒しで廃止する流れになったようです。

2018年9月現在、具体的にどういった機能が使えなくなっているかについては、引用記事のほか、Instagramの公式Changelogでも、詳しく記載されています。
これまではInstagram APIを利用することによって、限定的ではあるもののユーザーの写真やデータの取得ができました。
しかし、今回の一部主要機能の廃止、ひいては2020年に予定されているInstagram APIのすべての機能停止により、データの取得は完全に不可能になります。

これによって、Instagram APIを用いて反応率などの効果検証を行っていたビジネスアカウントは、少なからず影響を受けることが考えられます。これに対し、今後どのように対応すればよいかについても、記事では語られています。

Instagramは現在、ビジネスアカウント向けに「Instagram Graph API」を公開しています。2018年9月現在では、主に次の4つの機能を備えています。

インサイトAPI
自社の投稿、もしくはストーリーのリーチや、インプレッションといったデータ取得が可能。
Mentions API
タグ付け、もしくはメンションされた写真情報の取得が可能。
ビジネスの発見API
自社以外のビジネスアカウントのプロフィールや写真情報、フォロワー情報の取得が可能。
コメントのモデレーションAPI
コメントの非表示や、オンオフの切り替えなどといった、コメントに関する機能の提供。

ただしこのAPIは、Facebook社の認証を受けたビジネスアカウト用ツールでしか使用できないという制限があります。
自社の投稿への反応率などビジネスプロフィールに関する分析については、Instagramインサイトでも可能ですが、更に詳しい分析を行う場合には、このAPIを用いる必要があるでしょう。

これまでのInstagramの分析ツールは、基本的にInstagram APIを使っていたため、これからより一層機能の制限が増すことが予測されると、記事では述べられています。
そのため、今後はまず分析ツール提供者にInstagram Graph APIへの対応状況を確認しながら、場合によってはツールの乗り換えも検討すべきでしょう。

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